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今月のメッセージ

今月の教会新聞に掲載している、司牧チームによる「巻頭言」です。教会新聞は、各教会(大東門真今市)にございます。他にも、様々な記事を掲載しておりますので、教会にお立ち寄りの際は、是非、ご一読ください。

2023年9月号 掲載

『隠遁者の祈りを知って学べ』

ハイメ・シスネロス神父

 この度わたしは司祭金祝を迎え、皆様からたくさんの祝意を受けました。心からお礼を申し上げたいと思います。

 さて、“信仰に生きる” 教えを初代教会の資料に学んで来た人は多数います。『信者たちは皆一つになって、すべての物を共有し、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心を持って一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。』(使徒言行録2:44-47)。

 

 その他、福音書には主キリストに出会う人の中に隠遁者が誕生したと書かれています。彼らは“キリストに学び、キリストに従う”生き方によって、神の国が近づいたことを証ししています。その狙いに近づく際、世代ごとに状況が変わり、それに相応しい形を探すことになります。聖霊の導きを祈る中で、具体的な霊性を身に付けるわけです。例えば、東には聖バシリオと聖パコミオ、西には聖ベネティクトの霊性に基づいて、修道生活と隠遁生活が生じました。聖アントニオ修道院長は代表的な人物です。隠遁者は、砂漠に臨んで孤独な生活を送ります。特にエジプトとパレスチナでその運動が盛んになりました。

 『荒れ野の教父』の書物の中から4箇所を紹介します。聖アントニオ修道院長を『アッバアントニオ』と呼んでいましたが、

 ①ある人はアッバアントニオに尋ねました。『神に喜んでいただくためにはどうすれば良いでしょうか』アッバアントニオが答えました。『どこへ行っても、目の前に神の存在を置くようにする。また、何かをする時には、聖書からヒントを学ぶ。あなたの住居(所属場)を長く使用する。この3点を守るようにしなさい』。

 ②『生きること・死ぬことは隣人によって決められます。兄弟を得れば、神を得るし、兄弟につまずきを与えれば、キリストに背くことになります』。

 ③ある人が『わたしのために祈って下さい』と願ったとき、アッバアントニオは『あなた自身が努力をして願うなら、神の憐れみが得られ、あなたの祈りは適えられます』。と答えました。

 ④アッバアントニオの信仰告白『わたしは神を恐れない。神を愛する。愛は恐れに打ち勝つ』。

 これらについて、共に考えてみませんか。

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