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今月のメッセージ
今月の教会新聞に掲載している、司牧チームによる「巻頭言」です。教会新聞は、各教会(大東・門真・今市)にございます。他にも、様々な記事を掲載しておりますので、教会にお立ち寄りの際は、是非、ご一読ください。
2025年10月号 掲載
わたしの歩み
ハイメ・シスネロス神父
今回はわたしの歩みについてお話しさせていただきます。
わたしの信仰は、母のキリスト教的霊性による育て方の影響が強かったと思います。その結果、12歳の時に小神学校の門をたたき、受け入れられました。その修道会はクラレチアン宣教会でした。
小学校6年生と中学校を卒業。その後の3年間に、文化、歴史、ラテン語、ギリシャ語、要理、聖書入門などを学びました。それからの修練の1年では会のカリスマと聖霊、哲学と神学を学び、入会以来、合わせて7年間の準備を経て司祭叙階を受けました。
宣教師としては、自分の国メキシコで3年間働きました。日本派遣は1977年4月のことで、日本語の勉強を2年したのち、最初の赴任地、枚方教会に2年、今市に3年、その後フィリピンへ行って宣教師養成を1年、帰国後大東教会に5年、幼稚園で8年を過ごし、その後はしろきたブロックでの長い期間が今でも続いています。これまでのわたしの思いをまとめて言うと、宣教・司牧活動を通じて出会った人々との交流など、喜びいっぱいの日々でした。これらの体験はお恵みであり、わたしの宝です。
来日からの最初の10年間は、司牧における基本的なこととして、幼児洗礼、初聖体の準備、キリスト教入門講座で大人の洗礼を受ける準備に力を入れ、11年目からは、聖書100週間をまず大東教会、次に今市教会、門真教会の順に取り組みました。
その他レジオ・マリエにも力を入れてきました。レジオ・マリエの霊性において大切なものはロザリオの祈りです。わたしは子供時代から、家族で毎日唱える習慣を身につけました。また、ロザリオの祈りだけでなく、聖体訪問も好きです。両方とも母から学びました。
クラレチアン宣教会の創始者聖アントニオ・マリアクラレットは、宣教師として聖書のみことばに親しみ、祈り、そこから得たものをのべ伝えるというパターンで宣教しました。聖母マリアが好きで、ロザリオだけでなく、様々な聖母信心を実行していました。自分もそのような霊性が好きで、聖クラレットのカリスマを尊敬し、忘れることはありません。聖クラレットは、みことばの奉仕とマリアへの崇敬、ミサ聖祭、聖体の秘跡、聖体賛美式、ロザリオの祈りに熱心に励むことを人々に勧めました。
ここにクラレットの祈りを一つ紹介します。
「私の主、私の父よ。わたしがあなたを知り、あなたが全ての被造物によって知られますように。わたしがあなたを愛し、あなたがすべての被造物によって愛されますように。わたしがあなたに仕え、あなたがすべての被造物によって仕えられますように。わたしがあなたを賛美し、あなたがすべての被造物によって賛美されますように。(クラレット自叙伝233)」
最後に、10月7日はロザリオの聖母マリアのお祝い日です。10月はロザリオの月です。一人一人でも祈り、共同体でも祈りましょう。
また10月24日は聖アントニオ・マリア・クラレットのお祝い日です。みなさんに、上記のクラレットの祈りを勧めます。
これまで心から手伝ってくださった皆様に感謝します。



