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今月のメッセージ

今月の教会新聞に掲載している、司牧チームによる「巻頭言」です。教会新聞は、各教会(大東・門真・今市)にございます。他にも、様々な記事を掲載しておりますので、教会にお立ち寄りの際は、是非、ご一読ください。

2026年10月号 掲載
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聖書が教える生きるための知恵

​                       シスネロス・ハイメ神父

 暑い夏が終わり、これから始まる秋は黙想が深まる季節です。

そこで秋の黙想の題材のひとつとして、知恵について聖書が語る興味深いテーマを皆さんに示したいと思います。  

私たちは現代世界に生きる人々は、情報と知識ばかりを追い求めます。その一方でそれらを求める代償として魂の乾きを感じることがあります。キリスト教が広まり、その文化が育った西洋より、遠い東洋(聖書の舞台となっているイスラエルも含む)の方がキリスト教的な精神・知恵が根付いていると思われる点を見つけることもあります。

 具体例を挙げますと、調和を持った価値のある芸術を生み出すことは、民を導くための知恵を持つ、旧約聖書のなかの知恵のある王様のようです。文学的にことばの整理ができる人たちや、聖書のみことばを通して神メッセージを真摯に受けとめて上手に伝える司祭も豊かな知恵の持ち主です。そうすることによって人々の信仰生活の渇きを知ったうえで、人々に前向きに生きるための知恵と困難に解決し、克服する知恵を与えます。

 

  このようなことを思い浮かべながら、コヘレトの言葉に触れます。コヘレトのことばは、聖書のジャンルでは知恵文学に属し、著者は旧約聖書の中でもっとも知恵において優れていたとされるソロモン王(紀元前100年頃)とされていますが、実際はバビロン捕囚後の紀元前250年前後に書かれたものと考えられます。伝道の書とも呼ばれ、この作者は自らをコヘレトと呼びます。

 

 1章1-2 エルサレムの王、ダビドの子コヘレトの言葉。コヘレトは言う、何という空しさ、すべては空しい。

 3章にはその詳しい内容があり、上の言葉を確かめたいと思います。1節、何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。11節、神はすべて時宜にかなうように作り、また、永遠を思う心を人に与えられる。。。(生まれる時、泣くとき、笑うとき。神は人間に寄り添い、大きな心、新しい心でを満たして下さることによって、永遠への希望を与えられるのです。)

 4章17節。神殿に通う足を慎むがよい。悪いことをしても自覚しないような愚か者は供え物をするよりも聞き従うほうがよい。(本は勧めの言葉を大切にし、宗教的なカラーを持っています。また、古い知恵に関して、耳を傾けるように勧めました。)12,9-11。

 コヘレトは知恵を深めることによって、民を教え、神の民としてよりよく生きるための知識を与えました。そこに伝える数々の命のみことばと多くの格言は、彼の豊かな信仰生活の中で神から与えられたものです。その真理のメッセージを彼は忠実に記録しようとしたのです。

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